■ 総評
表参道の京料理「御料理宮坂」。写真NGの張り詰めた空気感で、五感をフルに使い、一皿一皿に没入できる唯一無二の体験。和食の奥深さと店主の美意識が随所に感じられる。
■ 店舗・空間
重厚なモノトーンの店内、一枚板カウンター。予約時間前からの丁寧な案内。緊張感と温かさが同居した大人の空間。
■ 料理
かりん湯から始まり、加賀れんこん・金目鯛・舞茸の先付、佐島鯛と大間マグロのお造り、松葉ガニと丹波しめじの椀、炭焼マナガツオ、白味噌ごま豆腐の箸休め、晩秋の八寸、蕪と赤万願寺の炊き合わせ、松葉ガニ黄身酢・カワハギ肝ポン酢、鱧と九条ネギのご飯、栗善哉と果物まで構成が圧巻。いずれも素材と技の両立が際立つ。
■ まとめ
緊張感を楽しみつつ、食べ手としての姿勢まで問われる名店。料理の奥深さ、店主の気配り、米や出汁の美味しさに浸れる唯一無二のグルメ体験。写真NG・掲載保留としつつも、記憶に残る名店であることは間違いない。
訪問日：2017/11/13
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