虎白|神楽坂の三ツ星日本料理|独創性と繊細さが際立つ和食の名店

日本料理

■ 総評
神楽坂の名店「虎白」で、三ツ星にふさわしい味・技・ホスピタリティを実感した夜。ホワイトタイガーのような珍しさと力強さ、そして繊細さも同居する唯一無二の和食体験だった。

■ 店舗・空間
カウンターとテーブル席があり、今回はカウンターで小泉シェフの話を楽しみながら料理を堪能。落ち着きのある空間ながらも肩ひじ張らずに過ごせる雰囲気。

■ ドリンク
ビールはグラスの質感や形状にもこだわりあり。日本酒は鍋島、九頭竜のぬる燗を料理ごとに合わせていただく。

■ 料理
真鯛とふき、数の子の食感と味わいの一皿。稚鮎と筍の揚げ物は旬の苦味と甘味の芸術的コントラスト。焼きホタルイカ海苔巻きはウニともち米の絶妙なバランスで記憶に残る一品。
極薄味の椀は、出汁の繊細さが際立ち、海老つみれの旨味に圧倒される。金目鯛炙り造りは出汁ジュレと超薄切り茗荷が印象的。
焼菜の花と牛肉、うずら卵、花山椒の組み合わせも絶品。キンキすり流しは脂の乗りとすり流しの相乗効果で唯一無二の味わい。

締めは炊き込みご飯、味噌汁、漬物。特別にお願いした出汁茶漬けは、今までで最高レベルだった。
デザートは八朔のアイスと最中で和の余韻を感じる。

■ まとめ
素材の選定から味・香り・食感まで全てがプロデュースされた、唯一無二の三ツ星和食。
小泉シェフの独創性と緩急の妙技、ホスピタリティの高さに心から感動した。肩ひじ張らずに楽しめるのも虎白ならでは。

訪問日:2017/04/20

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