銀座の「ハプスブルク・ファイルヒェン」は、オーストリア宮廷文化を感じさせるエレガントな空間で本格的なオーストリア料理を楽しめる名店。
ランチで訪問した今回は、落ち着きある広い席と丁寧なサービスに心地よく包まれた。

アミューズ
岩手県産 菜彩鶏むね肉のしっとりとした火入れ。
かぼちゃの種オイルとムースが淡い旨味を引き立てる。
自家製パン
ふんわりサクッとしたオーストリアのパンと、旨味豊かなドイツパン。
ホイップバターと合わせて香りも楽しむ。
前菜
北海道産 殻付き牡蠣の香ばしいセメル粉揚げ。
半熟卵とマスタードのアイヤーセンフソースが濃厚な牡蠣の甘みと調和する。
熱海の有機野菜が添えられ、彩りと香りを添える。


スープ
ウィーン風コンソメスープ。
カルトフェルピューレ入りの小さなシューを浮かべ、優しい旨味が身体に染み渡る。
メイン
佐助豚ロースのソテー。
ジューシーで歯切れよく、粒マスタードとザワークラウトの酸味が絶妙なバランス。
付け合わせのジャガイモも甘み豊か。

デザート
ライスアオフラオフ(お米のスフレ)。
コケモモのコンフィとバニラクレーメが爽やかな酸味と優しい甘みを演出。
紅茶とお茶菓子
アッサムティーと共に、杏子クリームのクッキーとチョコアーモンドをいただき、最後まで心地よく締めくくった。

■ 総評
「ハプスブルク・ファイルヒェン」は、クラシックなオーストリア料理を洗練された技と空間で堪能できる稀有な一軒。
ランチのコストパフォーマンスも高く、再訪は必至。
夜のコースやワインペアリングでも訪れたい名店だ。
訪問日:2019/02/06
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